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待ちに待った砥部焼


いつ来るか、いつ来るか、と首をながーくして待っていたものが届きました!


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ジャン。砥部焼の湯呑です。いきなり緑茶が入ってます^^。今年のゴールデンウィークに砥部を訪れた際、注文してきたものです。じつは、この湯呑とは運命的な出会いだったのです。この先長くなりますが、興味のある方はお付き合いください(#^.^#)


砥部焼の町で買いたかったものの一つが、湯呑でした。初めて訪れたので右も左もわからず、まずは観光センター(いろいろな窯元の作品が集まっている)に、どの窯元がどんな作品を作っているのかチェックをしに行きました。そこでいろいろ見ているうちに、これいいかな~、と思う湯呑があり、それを作っている窯元を訪れることにしました。


そして、その窯元へ行ってみたのですが、お留守。仕方なく引き返し、最後にもう一度観光センターによって、そこで買おうということになりました。でも、その前に、せっかくだからと砥部焼伝統産業会館を見学に寄ったのです。ここでは砥部焼の歴史が学べるような展示がしてありました。で、そこの展示品に一目ぼれ!


本当に一目見て、「これだ!」と思ったのです。でも展示品なので、どこの窯のものかとか、どのぐらいの年代のものなのかもわからず、ダメもとで職員さんに聞いてみました。すると、職員さんが展示品をベリっとはがし(落ちないように両面テープでくっついていた)、裏をみて窯元を教えてくれました。「今も作っておられますか?」と聞くと、「わからないので窯元に問い合わせてみましょう」と早速窯元に電話をしてくれました。窯元からの返事では「今は作っていない」とのことだったのですが、一度窯元を訪ねてみることにしました。



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その時撮った写真がコレ↑。夫が慌てて撮ってくれたので、ひどい写真ですが・・・(笑)



その窯元は、「岡田陶房」さんといいます。あいにく、製作者であるご主人は近くで開かれていたイベントに出かけておられ、お会いすることができなかったのですが、奥様が対応してくださいました。そして、伝統産業会館で撮らせてもらったこの写真を見てもらい、「これは今は作っていないですか?」と聞いてみると、「20年ほど前の作品なので、今はつくっていないけれど、作れるかもしれない」と言って、すぐにご主人に電話で聞いてくださいました。


ご主人の返事は、「作れますよ」とのこと! ただし、もう木型を保管しておらず、木型から作らないといけないので、少し時間がかかるとのことでした。はい、全然かまいません!! 伝統産業会館から実物を借りてきて、木型を起こしてくださるとのこと。私のわがままですみません・・・。


そんな経緯で作ってもらうことになり、そして、8月に入って届いたのです。


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すてき~。この湯呑の気に入っているところは、全体のぽってりとしたフォルムと、どっしりとした高台のデザイン。そして、肝心の飲み心地(唇に触れた感じ)も◎でした。


早速、お茶タイムです。


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ずっと冷蔵庫に入っていた栗かのこと一緒に。栗かのこの小皿も砥部焼です。今の時期は暑くて、なかなかお茶を入れないのですが、これからずっと大切に、だけど毎日使っていこうと思っています。


窯元との連絡を取ってくださった伝統産業会館の職員さん、丁寧に対応してくださった岡田陶房の奥様、そして快く製作を引き受けてくださったご主人に感謝です! なんだかとっても人のつながりを感じ、今の時代、目に見えない相手とのやり取りが増えているけれど、やっぱり実際の人と人との関わりには変えられないなぁ、と強く思いました。そんな特別な想い出の詰まった砥部焼、我が家の宝物です。




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by eym3 | 2014-08-05 11:52 | 食器
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